暗くなるニュースが多い中で、山中伸弥教授の「iPS細胞作製技術」によるノーベル賞受賞は嬉しいビッグニュースでした。
私は山中教授とは面識はありませんが、年齢も同じ、出身地も高校も大学もすぐ近くでした。
調べれば共通の友人もたくさんいると思います。
そんな方が世界から認められ、医学の発展に貢献し難病治療に貢献できる技術を開発したことに大いに奮い立つのです。

山中教授もこの発見までは順風満帆に進んできたわけではありませんでした。
国立大学医学部を卒業して、目指したのは整形外科医でした。
しかし、不器用で手術が下手で事実上、医者になることを断念。
どれほど悔しく、絶望感を味わったことだろうか。
そんな中、医師から研究者として再チャレンジ。
日本の大学院に入りなおし研究課題を見つけ、アメリカ留学。
帰国して日本の研究所に入るが、毎日マウスの世話ばかりでアメリカでの研究三昧の生活との違いにノイローゼ気味に。
最後の望みを奈良の大学の助教授の道に全てを掛けました。
そうそうたるメンバーの中で、誰よりも挑戦的テーマであった「万能細胞制作」と言う分野と彼の意欲を買われ採用。
日本で研究できる環境が整いました。
そして運命的出会いが。
後に大発見に大いに貢献した研究員高橋和利氏が研究室に合流したのです。
そのようにして栄光の道を歩み始めたのです。

私自身も最近よく感じるのですが、人生計画通りにいくことはほぼ皆無ではないかと思います。
50歳で世界のノーベル賞を受賞した中山教授ですら、何度挫折しそうな逆境が有ったのでしょうか。
それを乗り越え、また乗り越えた所に栄光が有ったのです。
大事なことは諦めなかったこと。
前を向き続けたことです。
凡人の私には世界を救う技術を開発することはできません。
しかし、中山教授の諦めない姿や姿勢を見習うことは出来るのです。

私はたまたま教授と同い年ですが、私が彼と比べ卑下する必要もないのです。
皆生まれ持ったものも背負っているものも違います。
そのように違った条件下ですので、いつから頑張っていてもいつ結果が出るかは、人それぞれなのです。
私はまだ大きな結果を出していませんが、とにかくあきらめず前進し続けて行きます。
結果が出るまで。
自分が納得できるまでは。
 
山中教授は言っておられます。
「iPS細胞は、大いなる可能性があります。でもまだ誰一人として救ってはいないのです。大きな責任を感じています。来週から研究に専念します」
と。
成功してから慢心から堕落していく人は多くいます。
「勝って兜の緒を締めよ」
山中教授の益々の活躍に目が離せません。
posted by アッシュリーズ at 21:06 | 東京 ☀ | Comment(0) | 『超就職研修 ファッション流通科』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ぞくぞく就職決定!!

2012年10月04日

「超就職研修 ファッション流通科」の9月修了の3期生、10月修了の4期生の就職が続々と決まっています。
印象的な受講生をご紹介しましょう。

一番印象的なのは、男性最年長受講生のSさんです。
正直、最初の説明会に来られたとき、少し斜に構えた雰囲気で「大丈夫か?」と我々講師陣は不安になりました。
独特の服装で研修に参加。
研修内容も「難しく良く分からないところもある」とのこと。
若い仲間に混ざり口数も少ない。
しかし、同じ仲間の受講生が結構話しかけ浮いている感じはなかった。
そして何よりも、毎朝遅れずに皆勤。
我々の指導にも素直に行動されていました。
研修までは自宅に引き籠りがちだった彼は、研修に毎朝出るため早起きして外出することでリズムができたのでしょう。
若い仲間ともうまく付き合って、だんだん馴染んでいったのです。
そして、卒業。
早く決まらないとまた悪いリズムが出ないかと心配していましたが、
以前の知り合いの関係で、残念ながらファッション業界ではなく、最初は正規雇用でないのですが、とにかく仕事を見つけることができたのです。
すばらしい!!

4大卒、全くのファッション未経験の女性Tさんもこの研修で大きく人生を変えようとしています。
大学を卒業したものの就職が決まらず、アルバイト三昧の、いわゆるフリーターでこの研修に参加。
受講態度も度々の遅刻、体調不良での急きょの欠席。
全く緊張感のない態度でした。
しかし、販売研修の特別講師からTさんの物おじしない性格と明るさは販売員向きだと見出され、本人もその気になり大きく開花しました。
迷いのない姿勢で就活を始めると企業側からは、非常に評価が高いのです。
あっという間に原宿のセレクトショップの新店舗スタッフとして内定が出ました。
おっちょこちょいのTさんは働き始めてもまだまだ不安ですが、頑張ってほしいものです。

その他の方たちも内定が続々と出ています。
やはり、自分の夢の俳優やモデルを目指し、自分を奮い立たせて歩み始めた人もいます。
たった3か月の研修で大きく人生を変えていくのを目の当たりにしています。

その中で一番大事なのが、「素直さ」だと思います。
この3か月間、素直に研修を受けた人たちは、Sさんのように少し不安があっても決まっています。
なまじ優秀で自分の考えに柔軟性がない人は苦労していますし、すぐ決まらず元の木阿弥になった昨年の受講生もいます。
でも、下を向かず前に進めば必ず道は開かれるでしょう。
皆で頑張りましょう。
posted by アッシュリーズ at 14:04 | 東京 ☁ | Comment(0) | 『超就職研修 ファッション流通科』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
お店やWEBでショッピングしている生活者の皆様はあまり耳にしない言葉かもしれませんが、我々業界人には「納期遅れ」は良く耳にする言葉です。

出来れば聞きたくない言葉でもあります。

言葉の通り、小売店側(バイヤー)と卸側(メーカー)が約束していた納品日に間に合わないことです。

生活者の皆様は、あまり実感はないかもしれませんが、最悪の場合は、メーカーが倒産するほどの重大な問題なのです。

今や流通も非常に科学的になってきています。

その歴史は、POSの導入とともに進化しました。POS(Point Of Sales)とは、簡単にいえば単品管理のシステムで、バーコードのことです。

今や洋服だけでなくスーパーやコンビニなどの小売店のすべての商品にバーコードが付いていますが、すべての商品がコンピューターで管理されています。

納期については、今までの実績から売れるタイミングを見計らってバイヤーが発注しています。

たとえば、秋物の一番売れる9月の三連休の前に新商品の導入を計画して、チラシやパンフレット、WEB広告を使い、あるいは、莫大な経費を使ってTVなどを通して販売促進(PR)計画を打ち、売れる仕掛けを作っていきます。

そんな時に肝心の商品がないわけですから、ただで済むわけがありません。

また、発注数は過去のデータから分析して、週ごとの売れる指数から出されています。

つまり、売れる指数の高い週に間に合わなければ、販売予定数は余ってしまいます。
あくまで予想ですが、それを基に仕入れや販売計画を練っているのです。

だから納期遅れは、「はい、どうですか」と許してもらえるものではないのです。

では、なぜ納期が遅れるのでしょうか?
もちろんいくつもの原因がありますが、一番が材料入荷の遅れです。

当然、商品は多くのパーツで成り立っています。
ブランドネーム一つ遅れても製品は完成しません。
次は、物流による遅れ。
ファッション商品の実に約90%は海外生産で、いまだに全体の約70%がメイドインチャイナ(中国製)であるため、その物流が、ほぼ船での輸送です。

時間はかかるが安価で一度に大量の輸送が可能です。

そのため、途中の海で台風遭遇や通関時のトラブルでスケジュール遅れは日常茶飯事です。

では、どのように解決するのでしょう。まずは、早い輸送手段のAIR(飛行機輸送)に切り替えることです。

料金はかかりますが、場合によっては1週間くらい縮む場合があります。

でも、いかに早い時期に遅れる可能性を察知して、工場側と対応していくかが、一番肝心です。つまり、工場側と信頼関係がないと遅れの隠ぺいや対応の拒否などでさらに問題が拡大するのです。国を超えても、やはり信頼関係が一番なのですね。
posted by アッシュリーズ at 20:22 | 東京 ☀ | Comment(0) | 『超就職研修 ファッション流通科』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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